ゲームで稼げる?ムーンショット目標って何?

 

こんにちは皆さん、セセラギです。

 

今回は前回の続きとして内閣府のサイトに載っている「ムーンショット目標1」を紹介していきます。

 

日本にはムーンショット型研究開発制度というのがあるそうです。
内閣府のサイトによると次の様に説明されています。

 ムーンショット型研究開発制度は、我が国発の破壊的イノベーションの創出を目指し、従来技術の延長にない、より大胆な発想に基づく挑戦的な研究開発(ムーンショット)を推進する国の大型研究プログラムです。

要するに将来的に抱える色々な問題を今までに無い発想で研究開発して解決しましょうってこと。

このプログラムでは9つの目標が掲げられていますが、今回はその中で最もぶっ飛んだ内容の「ムーンショット目標1」の一部を見ていきます。

 

2050年までに、人が身体、脳、空間、時間の制約から解放された社会を実現

上記タイトルが内閣府のサイトに記載されています。
ぶっ飛んでいます!
目指す項目として次のことが記載されています。

  • 人の能力拡張により、若者から高齢者までを含む様々な年齢や背景、価値観を持つ人々が多様なライフスタイルを追求できる社会を実現する。
  • サイバネティック・アバターの活用によってネットワークを介した国際的なコラボレーションを可能にするためのプラットフォームを開発し、様々な企業、組織及び個人が参加した新しいビジネスを実現する。
  • 空間と時間の制約を超えて、企業と労働者をつなぐ新しい産業を創出する。
  • プラットフォームで収集された生活データに基づく新しい知識集約型産業やそれをベースとした新興企業を創出する。
  • 人の能力拡張技術とAIロボット技術の調和の取れた活用により、通信遅延等にも対応できる様々なサービス(宇宙空間での作業等)が創出される

ざっくり説明すると、人間の意識をアバターやロボットに移すことで、年齢や性別に関係なく、仮想空間や現実空間で働いたり生活したりできる社会を実現したいってこと。

実現したら新しいビジネスが創造され、これまでに無い形で働いたり、生活ができますよってことのようです。

「1人が複数のアバターで稼げば、その分税金がたくさん摂れるぜ~。」って考えているのかもしれません。

仮想空間とは即ちメタバースのことを想定していると思われます。
メタバースは世界中で幾つも開発されていて、この先もたくさん作られていきますから、それぞれの空間で、それぞれのアバターが働いたり楽しんだりできます。

目標の中には2030年までに1人で10体以上のアバターを、1体の場合と同等の速度、精度で操作できる技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築するとありあすから、8年後には複数のメタバースで同時に働いたり楽しんだりできる様にしたいようです。

そして、「2050年までに、複数の人が遠隔操作する多数のアバターとロボットを組み合わせることによって、大規模で複雑なタスクを実行するための技術を開発し、その運用等に必要な基盤を構築する。」とありますから、例えば月面の基地建設などを、数人の人が地上から多数のアバターやロボットを操作して造るみたいなことを想定している様に読み取れます。

どうですか?ぶっ飛んでませんか?

「人の意識を複数のアバターやロボットに移す?」
「10体以上のアバターを同時に操作する?」
「無理無理!!」

ってなりますよね?
この項目の注意書きに、次の記載があります。

注:サイバネティック・アバターは、身代わりとしてのロボットや3D映像等を示すアバターに加えて、人の身体的能力、認知能力及び知覚能力を拡張するICT技術やロボット技術を含む概念。Society 5.0時代のサイバー・フィジカル空間で自由自在に活躍するものを目指している。

つまり、ただの夢物語ではなく、ICT技術やロボット技術の進歩があれば実現可能であると政府は考えているということ。

東大の大学院では、人間の脳に外部デバイスを付けることで脳の代替えを行い、アバターに意識を転送すことでサイバー空間において不老不死にするといった研究がされているそうです。

確かにこの研究が成功すれば、複数のアバターに意識を移すことは可能になり、別々のメタバースで別々のアバターで働くことができます。

現時点でもっとも進んでいる元素騎士のメタバースでも、空間内でアバターに出来る仕事はまだありませんが、この先どのメタバースにおいてもアバターの衣装を販売するお店やアイテムの販売をするお店などは、企業、個人問わず出店できるようになりますし、メタバース内の土地を売買する不動産業も出てくるでしょう。
遠く離れた場所の農作物や商品をメタバースを通して販売するといった動きも出てくると考えられます。
当然メタバース内の衣装やアイテム、土地などはNFTですし、売買契約などもNFTになります。
どの取引もそれぞれのメタバースの仮想通貨が使われるため、そのメタバースの仮想通貨は稼ぐか、取引所で購入するかになります。
つまり、メタバース内で仕事をしてメタバース内で使う為の仮想通貨を稼がなければいけなくなるとゆうことです。
しかも、稼いだ仮想通貨で食品や生活必需品をメタバース内で購入して届けてもらえば日本円を稼がなくても生活できますし、日本円が必要になったら換金すれば済みます。
それを可能にする法改正は進んできていますから、数年後には実現できるでしょう。

政府が進めているムーンショット目標が期限通り達成できるかは判断できませんが、間違いなくメタバースやNFTを経済や生活に取り入れていく流れは止まらないでしょう。

日本の抱える問題は、メタバースやNFT、AIやロボット技術を活かしていかなければ解決できないと考えられているのかも知れません。

私自身もメタバースやNFTの活用を進めていかなければ今以上の経済発展はないと考えていましたが、まさか政府がここまでぶっ飛んだ目標をもっていたとは思いませんでした。

皆さん、はどう思いますか?
メタバースやNFTは流行らないと思いますか?
それとも知らず知らず社会に浸透して、いつの間にか当たり前になっていると思いますか?

未来の事は誰にも判りません。
しかし、メタバースやNFTを活用した社会を構築しようと開発を進める企業や団体、政府が動いているのは事実です。

ゲームで稼げるはずがない!
本当にそうでしょうか?
私はゲーム=メタバースで稼ぐ未来はきっとくると考えています。

 

今回はここまで。

ムーンショット目標の詳細は内閣府のWebサイトで。

www8.cao.go.jp