ゲームで稼げる?どうゆうこと?

こんにちは皆さん、セセラギです。

 

前回はNFTの今と今後について説明をしました。

今回は具体的にNFTを使って稼げるゲームと、その仕組みを説明していきます。

 

ゲームで稼ぐとは、

ゲームで遊ぶ➡仮想通貨を貰う➡取引所で仮想通貨を法廷通貨に換金する。

といった流れです。

 

2021年、主に東南アジアではやった「アクシーインフィニティ」というゲームがあります。このゲームはNFTのキャラクターを所有しゲームをプレイすることで、仮想通貨を取得することができるといったものでした。

感染症の流行により仕事を失った人たちの間で話題になり、実際にゲームで稼いだお金で家を建てたという人までいました。

その後、数多くのNFTゲームがリリースされ、その種類もさまざま、歩いた歩数によって稼げるゲーム、カードバトルで稼げるゲーム、寝るだけで稼げるゲームなんてモノまで登場しています。

どのゲームにも共通しているのはブロックチェーン上に開発され、NFTを所有する事が稼げる為の条件となっていることです。

ただ、どのゲームにいおいてもNFTの購入金額が思いのほか高額であることがネックです。

 

2022年春、日本で流行った「ステップン」というNFTゲームがあります。靴のNFTを所有して歩くだけで仮想通貨が稼げるといった内容のゲームで、NFTの数やランクによって稼げる額に差が出る仕組みです。テレビで紹介されたこともあり仮想通貨の価格も上昇し、一時間程度のウォーキングで5万円ほど稼ぐ人も居ました。時給5万円、ただ歩くだけ。これが本当の事なのですから凄いですよね。ただ、人気が出た事とで靴の価格も高騰し、当時一番安い靴NFTでも10万円以上していました。そこで借金をして靴NFTを購入する人もいた位で、それでも本当に稼げてしまうという事で、会社を辞めてしまったという人まで現れました。

しかし、そんな話題のゲームも数か月でかげりが。稼げる仮想通貨の価格が大暴落したのです。時給5万円だったのが5千円、500円と稼げる金額が減り、今では100円稼げるか?といった具合です。

アクシーインフィニティも同じように最近では通貨の価格が下落したことで、期待するほど稼げるゲームではないようですし、その他のゲームもNFTの購入金額と稼ぎが見合わないといった感じのようです。

「なんだ、稼げないんだ。」と、あきらめるにはまだ早い。

 

まずは本当に稼げないのかを考察していきます。

私は主に2つの要素が稼げなくまってしまう理由だと考えています。

 

一つはゲーム内外の経済が上手く回せて居ないこと。

ゲームで遊ぶことで稼げるということは、開発チームがお金を配っているようなものです。そんなことがいつまでも続くわけがありません。

厳密には仮想通貨市場で売却する事で現金になるので、開発チームではなく通貨の購入者がお金を払っているのですが、配る為の通貨を開発チームが買い戻す事もあります。その為、購入する資金の調達、例えば企業からの広告代などの収入と、稼いだユーザーが稼いだ仮想通貨をゲームの中や企業などに使う仕組みの構築が必要となります。

こうしたお金の循環が無ければゲームで稼ぎ続けることはまず不可能です。

仮想通貨を使うという目的が無ければ新たにその通貨を購入する人が現れず、通貨価値が下落します。

どのゲームもこの循環を上手く作れずに苦戦しているようです。

 

もう一つは仮想通貨を直接報酬としていることです。

多くのゲームが仮想通貨を直接報酬とした仕組みを取り入れています。実際、ゲームと仮想通貨の相性は抜群なのですが、仮想通貨市場の相場に大きく左右されてしまう弱点があります。

ステップンの時も大きく稼げた頃は値上がりの期待から多くの投資家から資金が入れられ、人気がでる事で価格も上がりました。しかし、ゲームの人気に関係なく、利益の出た投資家は仮想通貨を売却します。その為通貨の価値は下がりユーザーは稼げなくなってしまうという形です。

また、ほとんどのユーザーは稼いだ仮想通貨を売却する事を目的にしているので、さらに価値が下がりもっと稼げなくなってしまいます。

また、その通貨を購入したいという人がいなければ、稼いだ通貨を売却する事もできません。

 

稼げなくなってしまったゲーム達ですが、今も開発は進められ、まだ続いています。

ゲーム開発チームも上記の理由はとっくに理解して開発しています。どのゲームも数億~数百億といった出資を受けて開発されていて、成功の答えを模索中であり、うまく行かなかった理由を経験観測している時期なのです。

 

そんな中で次に期待されているのがメタバース

いちゲームという形では難しい経済圏の構築が、メタバースと融合する事で出来る事の幅が広がります。

 

今回はここまで。

この流れで行くと次回はメタバースについてですね。